みはるかす

糸紡ぎ、本と日々のこと(in NZ)

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ダイアログ・イン・ザ・ダーク

大変お久しぶりです。(なんと3か月ぶり!)


10月には、一月ほど、日本に一時帰国していました。

NZに戻って来てからは、頼まれていたシルクの紡ぎのお仕事に必死でした。

あっという間に年末。

といっても、お寿司を作るバイトは年末年始もあるんで、あまりお正月という感じもないですが。



日本に一時帰国して、友達や家族と楽しい時間を過ごしました。

おいしいものもいっぱい!食べました。

銭湯にも4回も行っちゃいました。

いつも法話を聞かせて頂いている禅の道場で、何もかも置いて1週間坐禅できたことも、

自分にとっては大きな収穫でした。


(早く日本に戻りたいですが、1年くらい伸びることになりそうです・・。

とほほ。)



さてさて、帰国の際、前々から興味を持っていた、

「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」というところへも行ってきました。

「目の見えない(視覚に頼れない)状況を体験できる」というイベントです。


私は友達と二人で参加しました。

前もって予約をし、8人で1グループになるのですが、

私が参加した時は、友達同士2組(私たち含む)、カップル1組、年配の夫婦1組でした。


この8人+アテンド(中を案内してくれる人、視覚障害の方)で、

白杖という目の見えない方が使う杖を持って、真っ暗闇を探検します。


簡単な自己紹介をし、お互いの呼び名を確認したあと、

徐々に目を慣らして暗闇に慣れていきます。

最終的には、目を開けても、閉じても、変わらないほどの暗闇になります。

この時は、やはりものすごい恐怖を感じました。



でもその後・・。

恐怖がおさまった私が体験したことは、「視覚に頼らない世界の豊かさ」でした。

体験するまでは、目が見えない=何もできない、だと思ってましたが、

実際は全然違いました。


まず、嗅覚と触覚の鋭さに驚きました。

(その空間に何があるのか、風に乗ってくる匂いで分かる。

また、何かを手に取り、それが何か分からなくても、触り、匂いを嗅ぐことで分かる)


それから、聴覚の持つ広がりにも驚きました。

声だけで、距離感(空間の広さ、奥行き、一人一人がどの辺にいるのかまで)が

はっきりと分かりました。

そのうちには、友達以外は初対面なのに、

みんなが何を考えているのかだけでなく、性格までも分かるようになりました。

(この人はおっとりだ、この人はせっかちだ、あ、イライラしてる・・など。

思っているよりずっと、声ににじみ出ていました)


心強い、アテンドさんの案内で、暗闇の中で靴を脱ぎ、部屋に入っていろいろ探検したり、

みんなで広場で鬼ごっこをしたりしました。

できるの?!と思ったけど、できました。

(季節ごとにイベントや中の様子も変わるそうです。

またグループごとで何をするかも、その時次第だそうです)


そして、何よりも印象的だったのは、人のあたたかさです。

とにかく、みんな「不自由」な状態。

杖をつきまくって、声をかけまくって、とにかくくっつきます。


例えば、アテンドの人が、「じゃ、OOさんのところに集まって~」などと言った場合、

その人が声をあげてここだよ~と言えば、みんなだいたいの方角は分かるのですが、

目が見えないので、ちゃんとそこにいるかが分からないのです。

だから、お互い手や肩や背中に触ったりして、それが誰なのか、

そして、みんないるのかを確認していくのです。

これが、驚くほど、心地よかったです。

男も女も、おじさんも若い子もなく、みんなでただ、存在を確認し合う。

あったかい。

今思えば、自我も自分もない状態だったのかもしれません。



飲んだり、食べたりできる機会もありました。

この時の、パッケージなど、目が見えなくてもちゃんと開けられる不思議、

そして目が見えない世界で物を食べることの不思議、

そしてそのものの持つ味の強さは、忘れられないです。



皮肉なことですが、目が見えているということは、いろいろなことの本質が

隠されてしまうのだと実感しました。

目の見えない世界は、「かわいそうな」世界などではなく、豊かな世界でした。

自分を守る必要もない、ただそこにあることが許されている安心感。

正直、暗闇から出るのが嫌でした。そう思う自分に驚きました。


暗闇の中に入るまでは、よそよそしかった集まりが、中で一体となり、

出る時には、他人じゃないような感じになっていました。

でも、目が見える世界に戻ったら、一人一人が独立し、

あんな風にくっつく必要もないので、見えない壁がある世界になり、

ちょっとさみしかったです。



一緒に行った友達は、高校以来の付き合いですが、暗闇の中、

誰よりも探検しまくって、アテンドさんに止められるほどで、

そんな彼女の新しい面を見れました。

(普段は、石橋を叩いて渡るような性格なのに・・?)

アテンドさんの話では、暗闇の中で、「本当の自分」が出ることも、結構あるそうです。



まだあと1年くらいは、東京で開催しているそうですが、その後は未定だそうです。

ご興味のある方はぜひ~~。

HPです→ http://www.dialoginthedark.com/did/
  1. 2012/12/30(日) 18:58:26|
  2. exploration(探検)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

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  1. 2013/01/05(土) 17:27:17 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集 ]

おめでとう!

あき、コメントありがとう。そしておめでとう!!
自分のことみたいに嬉しい!!!

以前教えてもらったアドレス(携帯?)にメールを送ったんだけど、
届いたでしょうか・・?

もし届かなかったら、申し訳ないんだけど、
アドレスを教えてもらってもいいでしょうか・・。

よろしくお願いします!

りえ
  1. 2013/01/06(日) 14:39:22 |
  2. URL |
  3. liye #-
  4. [ 編集 ]

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